今日の銀行・金融市場は、多様化を増し続けています。指数先物取引により、世界の株式市場は、かつてないほど不安定な状況となりました。
また通貨の変動は、世界各国の時事問題や政府の行為によって影響を受けます。 この変化著しい金融業界で共通しているのはデータの性質です。
銀行・金融データは構造化のみならず非構造化データが多く、取引、取引記録、クレジット/デビットカードの使用履歴、顧客からの問い合わせ、通話ログ、世界中の数十万のデータベースおよびデータセンターで共有されるオンラインインタラクションなど様々な形式とサイズのデータが存在します。米国の銀行だけでも、推定1エクサバイト以上のデータを保存しています。
また金融業界には、銀行はじめ保険業やクレジットサービス業務も含まれますが、これらは消費者向けのサービスのため、長年に渡り膨大な顧客情報が蓄積されています。
IDCの調査によると、金融業界では、組織が保有するデータの最大88%が構造化されていません。そのため、多くの金融機関では、法人向け、個人向けサービスのいずれにおいても、データが構造化されていないビッグデータに対して効率的なアクセスや分析が行えないことが課題となっています。
世界最大手銀行では、社内データソースだけでなく、証券取引所データ、企業Webサイト、金融および取引ニュースフィードなどの外部ソースからの情報を接続し、カスタマー360°ビューを構築しました。この技術を応用して、法人向け融資の審査にも利用しています。
Sinequaプラットフォームでインフォメーションドリブン型サービス提供を達成した金融機関のホワイトペーパーです。Sinequaテクノロジーを活用して、カスタマーサービス、リスク管理、投資する銀行の審査、規制/コンプライアンス対応、資産管理など、あらゆる業務で実用的な情報を素早く取り出せる仕組みを構築。知見の提供、意思決定の通知、生産性の向上を実現しました。
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