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製品トピックス
CTCLS、ライフサイエンス業界向けにビジネスインテリジェンスツールTableau9.0を提供開始
製薬・医療機器を始めライフサイエンス業界にソリューションを提供しているCTCライフサイエンス株式会社(以下、CTCLS)は、米国Tableau Software社が開発した、データの可視化分析に強みを持つビジネスインテリジェンスツールTableauの新バージョン9.0を提供開始しました。
近年、情報化社会の進展は急速に進んでおり、ライフサイエンス分野においても例外ではありません。研究所における次世代シーケンサー(NGS)の普及やスクリーニングのハイスループット技術躍進、病院・診療所での電子カルテの利用定着などに伴い、創薬業務や医療現場で生成するデータ量は増加傾向にあります。このような大量のデータに対し、従来の解析方法では、まず情報システム(IT)部門に依頼してからデータを取得し、解析にはプログラミングが必要となるなど、研究者自身による解析が困難でした。
こうした課題を受けて、CTCLSは、プログラミングが不要であり、全てGUIで操作できるビジネスインテリジェンスツールTableauを提供しています。Tableauは、豊富なグラフ描画機能でデータを可視化することで、研究者によるデータの解釈を支援し、新たな知見の発見へと導きます。マイクロアレイや次世代シーケンサー(NGS)のデータを用いた遺伝子発現解析、HTSなどプレートアッセイデータにおけるヒット特定、臨床試験や市販後に発生した医薬品の副作用情報分析、営業マーケティングデータ分析、医療ビッグデータに基づく治療指針策定など様々な目的に応じて利用できます。Tableauを用いることで、研究者は手を動かしながらリアルタイムで解析結果を参照でき、試行錯誤による連続的な解析が行えます。このように、Tableauは研究者の業務効率化と迅速な意思決定を支援します。
<図1>プレートアッセイデータの解析
<図2>医薬品の副作用情報分析
この度リリースしたTableau9.0には、ユーザーにとって利便性の高い様々な機能が強化されています。ライフサイエンス分野の業務に関連が深い新機能として、頻繁に用いられるSAS(*.sas7bdat)、SPSS(*.sav)、R(*.rdata、*.rda)の統計ファイルが直接読み込めるようになり、Tableau上で可視化分析に加え統計解析まで行えるようになりました。また、測定機器から出力される生データに対して、機種に依存して異なるデータ形式を認識し、必要な情報だけをTableauに読み込む機能が加わりました。
このように、Tableau9.0は、研究者の業務効率化をよりいっそう強力に支援します。。
CTCLSは、親会社である伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)との強固な協業体制の元、国内のライフサイエンス企業向けにTableauの拡販を強化します。
CTCライフサイエンス株式会社について
CTCLSは1989年の創業以来、製薬企業を中心としたライフサイエンス業界のお客様を対象にICTソリューションの提供を通して、その課題解決に貢献してきました。CTCLSの強みは、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)グループの最先端かつ広範なICT技術力、先進のサイエンスを取り入れた製品を有するベンダーとの強固なパートナーシップ、そして薬学や生命科学に関する深い理解と豊富な業務知識に基づくコンサルティング力です。これらを活かして、ICTとライフサイエンスの両方の視点から、海外の最先端のサイエンス製品とICT製品・サービスを融合し、単なるシステム構築にとどまることなく、お客様ごとの業務や課題を踏まえた最適なソリューションを提供します。
CTCLSの詳細については http://ls.ctc-g.co.jp/index.html をご覧ください。
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