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製品トピックス
Sirius社、in vitro試験による毒性評価(Invitox)で動物試験削減を目指した研究について発表
プレスリリース原文:
http://www.sirius-analytical.com/news/invitox-can-we-cut-number-animal-experiments
訳文:
Sirius社は、医薬品候補化合物の毒性研究を目的とした製剤設計で実施される多くの動物試験はin vitro試験に置き換えが可能という信念のもとで活動しています。このほど発表したプロジェクトにおいて、Sirius社は、Pfizer社が提供した網羅的な毒性試験データに基づき製剤を再設計し、動物腸液モデルを用いた物理化学的性質やバイオアベイラビリティの評価を目的とした二相性溶解度試験で成果を挙げました。バース大学の研究者はin vitroデータを解析し、ラットの血漿中と二相性脂質層における検出量に線形相関を見出すことで、IVIVC(in vitro/in vivo correlation)を実証しました。
毒性試験は、創薬開発における重要な過程となっています。これは新規に開発した分子だけでなく、代謝物や新規製剤についても同様です。一般的に毒性試験には、ラット・マウス・イヌが用いられます。しかし実際には、これら動物を用いた試験は毒性調査ではなく、予備試験の位置付けとして最終的な毒性試験のデザインに使用するデータ収集の目的で行われることが多くあります。この予備試験データは、主に経口投与剤など特定用途の製剤設計へと使用されています。
毎年英国では、創薬の毒性試験で数万匹もの動物が、また、世界規模では更に多くが犠牲になっています。特定用途の製剤設計がin vitro試験で評価できるようになると、50%もの動物試験の削減が見込めます。
2016年11月のAAPS Annual Meetingで、最近の研究プロジェクトに関するポスター2点が発表されます。
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