Excelra社とIIT-Kharagpur大学は、NLP及び機械学習アプローチによるドラッグリポジショニング研究における戦略的パートナーシップを結びました

創薬開発に掛かるコストが増大する中で、ドラッグリポジショニングは、既存薬または開発中止薬の新規適応症の特定を目的とした、急速に進化する分野として注目されています。 Excelra社が開発したGlobal Repurposing Integrated Platform（GRIP）は、40以上のパブリックデータソースや同社がデータ選抜したキュレーションデータベースなど豊富なデータベースに、多様なアルゴリズムを組み合わせて駆動しています。

Excelra社とIIT-Kharagpur大学の科学者チームは、医薬品-疾患-標的の関連性により、NLPおよびMLアルゴリズムを訓練させるために、公的に入手可能なオントロジーとExcelraデータベースを使う予定です。これらのアルゴリズムは、様々なデータソースから生物学的な相関情報を導き出し、医薬品の新規治療可能性に対する科学的根拠を組み立てるための道具となります。

Excelra社ファーマ・アナリティクス部門長兼副社長のNandu Gattu博士は次のように語りました。「IIT-Kharagpurのような著名な機関と提携できることに大変興奮しています。 IIT-Kharagpur大学の優れた技術力とExcelra社のファーマ・アナリティクスに関する専門知識との融合が、ドラッグリポジショニング研究の飛躍的な進歩に繋がると期待しています。また、創薬研究開発の加速や促進する機会を増やす革新的なアプローチとなると確信しています。」

このプロジェクトを統括する、IIT Kharagpur大学コンピュータサイエンス・エンジニアリング学のSudeshna Sarkar教授は次のように述べました。「知見散逸の緩和と起業家精神の促進のために、産学連携はますます重要になってきています。 NLPとMLは、抽出された情報の文脈推論を理解するためのテキスト分析に広く使用されている技術です。我々はExcelraと提携することで、開発コストと時間を大幅に削減し、より多くの医薬品の市場投入に貢献できることを光栄に思います。」

Excelra社（www.excelra.com）は、世界有数のバイオファーマ・データ・アナリティクス企業です。アジア最大手の受託開発・製造機関（CDMO）であるGVKBio社からスピンアウトして設立しました。Excelra社は、バイオファーマ業界における科学データのキュレーションと分析サービス提供に注力しています。（GVKBio社時代含め）過去15年間にわたり、高精度のキュレーションエンジンを提供しており、薬化学（創薬科学研究者向け）からバイオマーカー（トランスレーショナル・バイオロジスト向け）、クリニカル・アウトカム（薬理学者および臨床開発者向け）など価値の高いデータアセットを作成しました。

同社には、一流の科学者（博士号取得者など）によって構成されるアナリティクス・チームを有し、計算化学始め生物学、バイオインフォマティクス、ドラッグリポジショニング、ライフサイエンスソフトウェア開発について、顧客向けプロジェクトにおける科学コンサルティングに継続的に従事しています。

Excelra社は、構造活性相関（GOSTAR）やバイオマーカー（GOBIOM）、臨床試験結果（CTODに関する独自のデータベースを開発しました。 Excelra社のファーマ・アナリティクス部門は、医薬品の探索から商品化に至るまで、創薬研究開発バリューチェーン全体にわたるデータ分析に重点に置いたビジネスを展開しています。

IIT Kharagpur大学は、1951年に設立されたインドの優れた学術研究機関です。同大学は、インド政府により重要な国家機関として認められ、数多くの優秀な博士号取得卒業生を輩出しています。 そのためIIT-Kharagpur大学は、多くの専門分野にわたり、インドにおいてトップクラスの技術機関にランクされています。

• ドラッグリポジショニングサービス
• GOSTAR（低分子医薬系化合物情報統合Webデータベース）
• GOBIOM（バイオマーカーデータベース）