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  • T3実例集
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    SiriusT3を用いたpKa, logP, 溶解度測定、GI Dissolutionアッセイ

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滴定手法を基本的な技術とし、これを用いて有機化合物のpKaを迅速かつ正確に測定します。測定者はサンプルを準備(0.5mg~5mgの秤量或いは10mMのDMSO溶液を調製)して頂くだけで、実際の測定はすべて自動で行われます。難溶性化合物のpKa測定では、含水有機溶媒中におけるpsKa値を測定し、有機溶媒をゼロまで外挿してpKa値を算出します。pKaの測定手法を応用して、その化合物のlogP値及び溶解度kinetic solubilityintrinsic solubility)を測定できます。化合物の錠剤或いは紛体を用いて、消化管における種々の条件下での化合物の溶出速度を測定できます。

FAST-UV法によるPropranololのpKa測定

使用サンプル量 : 10mMのDMSO溶液 5μl  測定時間 : 6min

UV法を用いた場合のもっとも一般的な、pKa値の測定例です。各pHにおけるUVデータの差を用いて、化合物のpKa値を求めます。その化合物が持つpKaの数はソフトが自動で算出します。測定中における化合物の析出は、UV(500nm)によって常に監視されております。

pH-metric psKa法による
ImipramineのpKa測定

難溶性化合物のpKa測定

難溶性化合物のpKa値の測定例です。ここではUV法は使わず、pH-metric法を使っています。滴定曲線が通常の点対称性を示さず、滴定曲線上に変曲点が存在しますので、本化合物にはpKaが存在します。有機溶媒の含量を変えて(通常は3点)、それぞれの場合のpsKa値をもとめます。

前図で求めました3種類のpsKa値を用いまして、水自身の誘電率(有機溶媒ゼロ)に対応するpKa値を計算で求めます。

pH-metric high logP法による
WarfarinのLogP測定

pH-metric法によるLogP測定

有機溶媒共存下でpKa値が変動することを応用して、その化合物のlogP値を求めます(この場合の有機溶媒はオクタノールです)。もっとも基本的な測定では、オクタノールの量を変えて3回測定し、その結果から、logP値を求めます。logD値は、先に求めましたlogP値pKa値を使いまして、計算から求めます。

Propranololの溶解度測定

過飽和現象が存在する場合

溶解度の測定例です。Kinetic solubilityintrinsic solubilityを求めます。この場合は過飽和現象が存在する化合物の代表的な実験データとなります。測定途中でCheqSol法と呼ばれる手法を用いて、熱力学的な収束点を正確に求めます。各pHにおける溶解度は、intrinsic solubilitypKaから計算で求めます。

Imipramineの溶解度測定

過飽和現象が存在しない場合

過飽和現象が存在しない化合物の溶解度測定です。Kinetic solubility(=intrinsic solubility)を求めます。各 pH における溶解度は、intrinsic solubilitypKaから計算で求めます。

Warfarin の DI Dissolution アッセイ

pHの変化による、Warfarin錠剤からのWarfarinの溶出

pHを変動させた場合の、Warfarin錠剤からのWarfarin溶出速度を測定します。pKa付近から溶出速度が急激に大きくなっていることが分かります。

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