新型コロナウィルス感染症(COVID-19)は、高齢者世代のテクノロジー採用のナラティブを変えたのか?

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2020.09.07

※NetBase Quid社Harvey Rañola氏が寄稿した「Has COVID-19 Shifted Technology Adoption Narratives for the Older Generation?」を意訳した記事です。

時を経ても変わらないことが一つあるとすれば、古い世代と現代のテクノロジーは、典型的な油と水のようなものだということです - どんなに融合させようとしても混ざり合うことはありません。

Googleで「高齢者」と「テクノロジー」を検索すると、高齢者がパソコンやスマートフォンの操作に苦戦している様子が描かれた画像がヒットしました。しかし、COVID-19によってほとんどの人が孤立を余儀なくされ、テクノロジーへの依存度が高まっている中、高齢者やテクノロジーにあまり関心のない人たちもそれに追随したのでしょうか。

ブランドにとって重要なのは、買い物から家族以外の人々との会話まで、身近なことをする方法の多くがオンラインでしかできなくなった昨今の状況により、以前は手つかずとなっていた市場に対して新たな機会を開くことになるかどうかです。

アンケートとユーザーデータが示す成長トレンド

アクセンチュアによる2020年4月の調査結果には、デジタルコマースがこうした行動の変化によって、長期的に恩恵を受ける可能性が確かに示唆しています。同社のレポートによると、最新の顧客データで、56歳以上のInstacartユーザーの場合、3人に1人が初めてオンラインで食料品を注文していたことが示されています。

当然ながら、デジタル決済プラットフォームなどの関連業界も採用が増えており、3月から4月にかけて、50歳以上がPayPalの最も急成長しているセグメントとなっています。では、Quidではこれらデータがどのように見えたのでしょうか。またメディア・インテリジェンス・プラットフォームを使って、昨年はどのような分野で、高齢者向けのテクノロジー採用の機会を発見することができたのでしょうか。

メディアの報道では別のトピックがニュースになっている

Quidのネットワークを見てみると、昨年の高齢者のテクノロジー採用に関するメディア報道のうち、オンラインショッピングと支払い動向が12%を占め、次いでテレヘルス(遠隔医療)とビデオ会議が僅差で続いています。

テレヘルスとビデオ会議のトピックを掘り下げてみると、COVID-19による高齢者の採用が増加していることを詳述した記事が多数見受けられたものの、必ずしも重大なニュースにはなっていませんでした。オンラインショッピングと支払いの傾向に着目した、テクノロジーを採用している高齢者に関する調査やユーザーデータは、我々が予想していたほどメディアの注目を集めておらず、これらの記事の多くは、より大きな調査のサブセットとして高齢者に言及していますが、長期的な行動の変化についてそれ以上のインサイト(洞察)は提供していません。

この2つのトピックの報道で興味深いのは、地域の違い(特に北米とヨーロッパ)が顕著であり、メディアがそれぞれの地域で注目していた内容が異なるという点です。この2つのトピックは北米ではトップ2を占めていたのに対し、ヨーロッパではほとんどトップ10には入っていませんでした。

その代わりに、ヨーロッパでは特に高齢者でテクノロジーに詳しくない人のためのボランティアやコミュニティのリソースに重点を置いており、「Pop to the Shop」のようなオンライン・ボランティア・プラットフォームの取材も含まれていました。

これは、主要なナラティブが地域によってどのように異なるかを理解すること、またメディア・インテリジェンスを通じて可視化することがいかに重要であるかを物語っています。これらのストーリーが、北米でフレーム化されているかどうかを比較すると、微妙な差異が見られました。高齢者を助けるためにテクノロジーがどのように利用されているかというトピックはメディアが取り上げていましたが、特に若者たちがオンラインプラットフォームを通じてイニシアチブを取ることに焦点が当てられていました。

北米とヨーロッパのそれぞれの報道内容から、ソーシャル・エンゲージメントに基づいてこれらのトピックを分析すると、何が人々をソーシャル・チャンネルでの行動に駆り立てているかに大きな違いがあることがわかります。

重要なこと

高齢者がテクノロジーを採用するというナラティブはまだ変化していないように見えますが、ブランドが民衆の声を利用して全体的なシェアを拡大できるとすれば、地域社会で高齢者を支援するテクノロジーを中心とした報道に取り上げられる機会を見出すことです。

北米で、より大きな影響力を求めている人にとっては、若者たちが高齢者支援のプラットフォームを持てるようなキャンペーンは、メディアに取り上げられるだけでなく、強いソーシャルエンゲージメントによって増幅される可能性を秘めているといえます。

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最後までお読みいただきありがとうございました。


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