『AIでテキスト情報に隠された事実を読み解く!』- Quid社とCTCが、Quidのイベントを国内で初開催、白熱したディスカッションが繰り広げられる

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Event Report 2019.06.07

[読了時間:10分]

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)と米国Quid Inc.(Quid社)は、2019年3月8日(金)、東京都渋谷区のTECH PLAY SHIBUYAにて、AIによるテキスト情報解析エンジン「Quid」のユーザーイベントを開催しました。
記念すべき国内初開催である同イベントは、現在Quidを国内で多く活用されている製薬業界のユーザー様にフォーカスして、アジェンダを構成しました。参加者の自己紹介に始まり、ワークショップでは、チームごとに与えられた解析テーマに対し、Quidを用いてより深い知見を得ようと、白熱した議論が繰り広げられました。またQuid社からは、製品アップデートや製薬業界における海外事例の発表がありました。ご参加されたユーザー様から、早くも次の開催を待ち望む声が上がるなど、盛況の内に幕を閉じました。2019年3月、販売代理店契約を締結したQuid社とCTCは、今回のイベントを通じて、ユーザー様からQuidに対する熱い期待を肌で感じました。本記事では、当日の模様をハイライトでお届けします。

QuidユーザーMeeting

Quidとは?

Quidは、世の中に溢れている膨大なテキストデータを、自然言語処理(NLP)で読み解き、体系的に視覚化、即座にインサイト(知見)の獲得へと導くツールです。世界中のニュース・ブログや特許、企業情報などのテキスト情報を読み解き、分類し、直感的なネットワークマップで視覚化します。主に「市場トレンドの分析」や「競合企業の調査」、感情分析を利用した「顧客の声分析」などに活用できます。
詳細については、Quid特設サイトをご覧ください。

Quid

自己紹介からはじめましょう

冒頭、参加者による自己紹介でアイスブレイクしました。

QuidユーザーMeeting

CTCからは、Quidビジネスの責任者始め、セールス、サポートのスタッフを紹介しました。

QuidユーザーMeeting
自己紹介するQuid社 Head of Strategic Partnershipチーム
中島 千晶氏

続いてQuid社のスタッフからも自己紹介がありました。業務で行っている解析内容に加え、個人的に解析してみたいテーマでは、ユニークな回答が飛び出しました。趣味のアウトドアを楽しむ写真が披露されるなど、会場が楽しい雰囲気に包まれました。

QuidユーザーMeeting
自己紹介するQuid社 Client Servicesチーム
鳥塚 祐々氏(写真左)
QuidユーザーMeeting
自己紹介するQuid社 Strategic Partnershipチーム
Ruxun Zhang氏

当セッションの最後には、ユーザー様からお一人ずつ自己紹介していただきました。

今回、事業開発や創薬研究企画、臨床開発リアルワールドデータ解析部門などのユーザー様が参加されていました。その多くが市場動向や競合、提携先など各種調査にQuidをご利用いただいておりました。そこから今後は、ニュース・ブログ解析による患者さまのニーズ調査まで広げていきたいという、将来の展望についても語っていただきました。

また「今一番夢中になっていることは?」や「一緒に食事をしてみたい芸能人は?」など、プライベートな質問にも快くお答えいただき、大いに場を盛り上げていただきました。

真剣に徹底討論!
ワークショップ&各チームによる解析結果の発表

QuidユーザーMeeting

このセッションでは、参加者が4チームに分かれ、3時間にわたるワークショップを行いました。各チームには、異なる解析テーマが与えられました。そこでQuid社によるインストラクションに従い、ユーザー様はPCでQuidを操作しながら、各自で解析を進めていただきました。

印象的だったのは、ネットワークマップから考察を深堀していくプロセスで、ユーザー様から「こんなに便利な機能があることを初めて知った。」という喜びの声をいただいたことです。また「膨大な解析結果からどう絞り込んで良いか分からない。」など普段悩んでいるポイントについて、積極的に質問いただける場面もありました。そしてなんといっても、ワークショップの醍醐味はディスカッションですが、時間が足りなくなるほど絶え間ない議論が飛び交いました。ユーザー様同士で、結果の解釈が異なった場合には、その理由を交換することで良い刺激になったという感想もいただきました。

またQuidの追加機能のリクエストも上がるなど、普段お使いユーザー様から生のご意見がお聞きでき、大変有意義なセッションとなりました。

ワークショップの解析テーマ例

課題
あなたは大手製薬会社のコーポレートプランニングチームの一員で、デジタルヘルスケアにまつわる企業・スタートアップとその技術を理解し、投資すべき領域の絞り込みを任命されました。

設問
1. デジタルヘルスケアのランドスケープはどうですか?トップ3のクラスターは?
2. Core Medicineの内、どの企業クラスターが一番古い・新しいですか?どのクラスターがより多く投資されていますか?
3. Remote Careの内、2018年の投資額トップ3はどの企業ですか?


課題
あなたは大手製薬会社の癌チームの一員で、免疫治療に関する最新報道トレンド・戦略的動向を理解しようとしています。

設問
1. 免疫治療に関する報道の全体図はどうなっていますか?
    a. 最も報道されているトピックは?
    b. どのトピックが出版社の興味を惹いていますか? また、どのトピックが一般消費者の興味を惹いていますか?
    c. どの記事が出版社の興味を惹いていますか? また、どの記事が一般消費者の興味を惹いていますか?
    d. この分野での権威は誰ですか?どの人が、この分野では多く話題にのぼっており、どのように話されていますか?

  • 今回は、製薬企業様に関連深いテーマに設定しました。しかし同業界に限らず、Quidは情報通信や金融、サービス、製造業など幅広い業界でお使いいただくことが可能です。
QuidユーザーMeeting
各チーム発表の様子

ワークショップの終了後、各チームからQuidの画面で解析結果を発表いただきました。どのようなプロセスを経て、どのような知見を見いだせたか解説いただくことで、他のユーザー様から「新たなアイデアを得られた。会社に戻ったら、早速試してみたい。」というコメントもいただきました。

ネットワークマップの解釈の仕方ひとつで、あらゆる視点での気づきが得られるQuid。だからこそ、使い手のセンスに大きく委ねられます。今後もQuid社とCTCは、ユーザー様の解析スキル向上に繋がるさまざま機会を提供して参ります。

海外事例に注目集まる!
Quid社による最新情報のアップデート

QuidユーザーMeeting
当セッションでは、Quid社が登壇し、「製品アップデート」と「海外の製薬業界の事例」について発表しました。

Quid社は、ユーザー様からのリクエストを大いに取り入れながら、製品を随時改良しています。SaaSのため、全てのユーザーにリアルタイムで新機能を提供できるのがメリットです。近年、日本でのユーザーが急増していることに、Quid社は大変注目しています。そこで、日本語にまつわる機能の拡充に力を入れています。現バージョンのQuidでも日本語を解析できますが、今後はより高度な解析の実現が期待できます。

また「Quid Apps」についても紹介がありました。同製品は、複数の企業を比較し、その分野における報道量や、影響力を表面化する競合分析、キャンペーン・マーケティング戦略におけるホワイトスペースの特定(コンテンツ戦略)など特化した目的に適しています。同製品を用いることで、更に解析の幅が広がります。

続いて、海外の製薬業界の事例について発表がありました。

Quidは、R&Dイノベーションから臨床開発、市販後まで活用できます。早期ステージでは、学術論文を用いた事例が多く、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)治療薬に関する論文をMoA(作用機序)で分類した例を紹介しました。この事例では、中心となるMoAを同定した後、臨床試験をMoAごとに比較、それぞれのMoAについて臨床試験を実施している企業を調査しました。その結果、カバーされていないエリアの同定に成功したと発表しました。

また新規の臨床開発エリアや 市販後エリアの施策検討のユースケースとして、 患者と医師の声から、某エイズ治療薬の服薬を中断するか否かの 判断の支援に用いた事例を紹介しました。
その結果、医師が大きく課題視していた投薬時間は患者にとって 服薬を中断する主な理由でないことが、Quidの解析により明らかになりました。

Quid
ヘルスケア領域で豊富な経験を持つ、Quid社Chief Strategy Officer,
Angela Bakker-Lee氏
  • 今回は、製薬企業様に関連深いテーマに設定しました。しかし同業界に限らず、Quidは情報通信や金融、サービス、製造業など幅広い業界でお使いいただくことが可能です。

日本のビールは米国ではどのように評価されている?
ハッピーアワー「Beer Analysis」

QuidユーザーMeeting

全ての発表が終わった後、活発な議論で乾いた喉をビールで潤しました。今飲んでいる日本のビールが、米国でどのような評価を受けているか、Quidで解析してみようという企画です。この解析には、世界中のビール愛好家が活発にコミュニケーションを行っているビールのレビューサイトのデータが用いられました。

QuidユーザーMeeting

米国で、日本のビールとの“食べ合わせトレンド”を分析したところ、やはり和食である寿司が最も多かったものの、ステーキなどの肉料理とも相性が良いと評価されていました。また米国では、週末自宅の芝刈りのお供として、昼間から日本のビールが飲まれていることが分かりました。これは、日本ではあまり見られない光景のため、とても思いつかなかった結果に、聴衆からは歓声が上がりました。

また気になるのが、自分好みのビールが、米国でどのような評価を受けているかです。Quidのネットワークマップで、日本のビール数種類について、レビューを分類していました。ビールの色や香りはもちろんのこと、原材料に関するコメントが意外に多かったことが分かりました。そして、味については★の数の平均を見ていきました。そして、なぜブランドごとに★の数に差がついてしまったか、「メタリック(金属的)な風味」など具体的な原因まで探ることができました。

テキストの裏に隠された深い洞察が得られるQuid、使えば使うほどその面白さにハマるツールです。今後もご期待ください!

最後に、当イベントにご参加いただいたユーザー様に、心より感謝申し上げます。

2019年9月東京で、Quid Explore_Tokyoを開催予定!
詳細はQuid特設サイトにて告知します

  • 記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
  • 掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
  • 部署名、役職名、その他データは、イベント開催当時のものです。
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