CTCのライフサイエンス情報サイト LSTech

  • Home
  • > 製品トピックス
  • > CTCLS、SDF形式の化学構造式情報の参照・編集・更新ツールSDToolを販売開始
  • 製品トピックス

line

CTCLS、SDF形式の化学構造式情報の参照・編集・更新ツールSDToolを販売開始

製薬を始めライフサイエンス業界向けにソリューションを提供しているCTCライフサイエンス株式会社(以下CTCLS)は、このほどCTCLSが開発したSDF※1形式の化学構造式情報のファイル(以下、SDファイル)の参照・編集・更新ツール「SDTool」を本格的に販売開始しました。SDToolは、大量の化合物構造情報を取り扱う化学系研究者の業務を大幅に効率化します。

化合物を取り扱う製薬・化学・農薬・試薬販売などの民間企業や大学・官公庁において、電子化された化学構造式情報の利用は必要不可欠です。SDファイルは、最も汎用的な化学構造式情報の電子ファイルの形式です。多くの試薬会社は、試薬の化学構造式情報と付随情報であるカタログ番号や容量、価格などを記載することで、SDFファイルを商品カタログとして提供しています。化学系研究者にとってSDファイルの参照、更新、編集、出力は日常業務であるとさえいえます。しかし、従来のソフトウェアでは、SDファイルに含まれるデータ件数の増加に伴いファイルを開くなどの各種動作が遅くなり、パフォーマンスの低下が課題となっていました。

こうした課題を解決するために、CTCLSは容易な操作でSDファイルを読み込み、参照のみならず編集や更新までストレスなく行えるSDToolを開発しました。SDToolはExcelのようなスプレッドシート形式の直感的なインターフェースを有し、SDファイルの内容を一覧表示することができます。また、構造やデータによる絞り込み※2やカラム名変更などの編集も、全てGUIによる操作で行えます。さらに、編集した内容は新規のSDファイル出力や印刷が可能です。

図:SDTool

SDToolでは、化学研究者が利用するうえで十分と考えられる、最大で化学構造式情報5万件までが動作保証されています。使用するPCのスペック次第で、それ以上の件数も取り扱いが可能になる場合もあります。SDToolはExcelに似たインターフェースを採用しており、操作マニュアルなどのドキュメントを熟読しなくても、導入したその日から誰でも簡単に使用することができます。

※1 SDF
Structure Data Fileの略。SDFファイルと呼ばれることも多く、単一のファイルに、複数の化学構造式情報と付随する情報を格納可能なファイル形式。

※2 構造やデータによる絞り込み機能について
本機能が動作するのは、BIOVIA Drawを利用している場合に限ります。

CTCライフサイエンス株式会社について

CTCLSは1989年の創業以来、製薬企業を中心としたライフサイエンス業界のお客様を対象にICTソリューションの提供を通して、その課題解決に貢献してきました。CTCLSの強みは、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)グループの最先端かつ広範なICT技術力、先進のサイエンスを取り入れた製品を有するベンダーとの強固なパートナーシップ、そして薬学や生命科学に関する深い理解と豊富な業務知識に基づくコンサルティング力です。これらを活かして、ICTとライセンスの両方の視点から、海外の最先端のサイエンス製品とICT製品・サービスを融合し、単なるシステム構築にとどまることなく、お客様ごとの業務や課題を踏まえた最適なソリューションを提供します。
CTCLSの詳細については http://ls.ctc-g.co.jp/index.html をご覧ください。

製品紹介ページ

※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

以上
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
ライフサイエンス事業部
TEL:03-6403-2213/E-mail: ls-marcom@ctc-g.co.jp

PageTop