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インドGVK BIO社、CTCライフサイエンスとの提携を強化
CTCライフサイエンスがGVK BIO社のドラッグ・リポジショニングサービスの本格提供を開始

原文:http://www.gvkbio.com/news-room/press-releases/2014/gvk-bio-strengthens-tie-up-ctc-life-science-corporation-japan/5

訳文:インド ハイデラバード、日本 東京 2014/11/25

アジア有数の創薬研究開発会社のGVK Biosciences Private Limited(以下、GVK BIO社)はこのほど、ドラッグ・リポジショニングサービスを日本の製薬企業に提供するに当たり、CTCライフサイエンス社(以下、CTCLS)との戦略的提携を強化したと発表しました。

GVK BIO社のドラッグ・リポジショニングサービスの大きな特長は、「GRIP」(GVK BIO Repurposing Integrated Platformの略)と呼ばれる専用の統合プラットフォームです。これは、GVK BIO社独自開発のデータベースと複数の公共データベースとのハイブリッドで、膨大なデータが蓄積されています。製薬企業は、このGRIPを核とするドラッグ・リポジショニングサービスを利用することで、市販薬をはじめ、前臨床や臨床試験まで進んだ候補化合物、後期臨床試験において有効性を示すことができなかった既承認薬について、新たな適応を探索し、治療薬として臨床開発する可能性を広げることができます。

GVK BIO社は、独自アルゴリズムを活用したin-silicoアプローチによる仮説の立案からIND申請に向けた前臨床試験の実施に至るまで、包括的なドラッグ・リポジショニングサービスを提供します。また、このサービスは、薬剤、ターゲットおよび疾患など、様々な切り口による後発医薬品や新規開発化合物(特許有効性を有する薬剤、開発が一時中断した候補薬剤、および、前臨床試験段階の候補化合物)を対象とした新たな有効性検討への取り組みを支援します。さらに、希少疾病用医薬品開発のためのドラッグ・リポジショニングのニーズにも対応します。

ドラッグ・リポジショニングサービスの高いクオリティを支えているのは、入力されたデータを先入観なく客観的に解釈し、新たな適応症を予測する8つの異なるアルゴリズムです。また、PhDを取得した専門知識に精通する研究者や難解なデータの的確な解釈を支援する臨床医らで構成されるチームも、このサービスを常時サポートしています。サービス提供を開始した初年度に4社に対して新たな適応症を見出すなど、早くも成功事例が相次いでいます。

GVK BIO社とCTCLSは、過去10年以上にわたり、製薬企業向けにインフォマティクス製品(化合物データベース「GOSTAR」、バイオマーカーデータベース「GOBIOM」、臨床試験データベース「CTOD」)や受託サービス(カスタムデータキュレーションサービス)などを提供してきました。今後も、よりいっそう良好な関係と協業体制の強化を目指します。

GVK BIO社の事業開発本部長であるSreeni Devidasは、次のように述べています。
「GVK BIO社は、製薬およびバイオテクノロジー企業、研究教育機関向けのインフォマティクス・データベースやデータキュレーションサービスのプロバイダーとして、世界的に知られています。CTCLSは過去10年以上にわたり、GVK BIO社の製品およびサービス販売において、多大な実績を上げてきました。ドラッグ・リポジショニングサービスが、GVK BIO社とCTCLSの製品ラインナップに加わったことは、大変喜ばしいことです。我々は、重要性と必要性が拡大しているドラッグ・リポジショニングの分野で日本の製薬企業のお客様を支援できる機会を楽しみにしております。」

CTCLS代表取締役社長の横山良治は、次のように述べています。
「近年の国内製薬業界では、新薬創出の成功率の低下などを背景に、ドラッグ・リポジショニングへの注目が高まっています。その最大の理由は、ドラッグ・リポジショニングが、すでに臨床試験で安全性と体内動態が確認されている既承認薬や開発中止化合物の新たな適応疾患を見つけることによって、より早く確実に安全な医薬品を患者に届ける手法の一つと考えられているからです。しかし、欧米に比べると、日本は自社にドラッグ・リポジショニング専門の部署を有する製薬企業が少なく、本格的なドラッグ・リポジショニングの推進にまで至ってないことが少なくありません。このようなニーズの増加と課題に対応するため、CTCLSではGVK BIO社との提携により、同社のドラッグ・リポジショニングサービスの販売を強化しました。これにより、製薬企業が保有する既承認薬の適応拡大を支援する質の高いサービスを展開していきます。」

CTCライフサイエンス株式会社について

CTCLSは1989年の創業以来、製薬企業を中心としたライフサイエンス業界のお客様を対象にICTソリューションの提供を通して、その課題解決に貢献してきました。CTCLSの強みは、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)グループの最先端かつ広範なICT技術力、先進のサイエンスを取り入れた製品を有するベンダーとの強固なパートナーシップ、そして薬学や生命科学に関する深い理解と豊富な業務知識に基づくコンサルティング力です。これらを活かして、ICTとライフサイエンスの両方の視点から、海外の最先端のサイエンス製品とICT製品・サービスを融合し、単なるシステム構築にとどまることなく、お客様ごとの業務や課題を踏まえた最適なソリューションを提供します。
CTCLSの詳細については http://ls.ctc-g.co.jp/index.html をご覧ください。

GVK BIO社について

GVK BIO社は、インドに拠点を置くアジア有数の創薬研究開発企業です。GVK BIO社はスピードや品質を重視し、R&Dから製造バリューチェーンまで網羅する、創薬研究、臨床開発、受託生産、製剤およびインフォマティクスなどの幅広いサービスを提供しますGVK BIO社は、約2,400名の優秀なスタッフを有し、世界中の300社以上ものお客様が大変満足して利用しています。
GVK BIO社の詳細については www.gvkbio.comをご覧ください。

GVK BIO社インフォマティクス部門について

GVK BIO社のインフォマティクス部門は、構造活性相関解析、バイオマーカーおよび臨床アウトカムの分野において、マニュアルキュレーション・データベースで有名なプロバイダーです。加えて、インフォマティクス部門では、様々な科学的専門領域おけるカスタムキュレーションサービス、ドラッグ・リポジショニングサービスおよび環境モデリングサービスも提供しています。

製品紹介ページ

※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

以上
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
ライフサイエンス事業部
TEL:03-6403-2213/E-mail: ls-marcom@ctc-g.co.jp

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